【製図】図形の表し方について解説(投影法)

こんにちは、複業ブロガーのカズです。(@kazu20170825)
本記事では「【製図】図形の表し方について解説(投影法)」について書いていきます。
製図とは無形のアイデアから有形の部品を製作するために、設計者から製作者へ情報を伝達する手段になります。この情報伝達が不十分では良い部品を造ることはできません。そこで、製図の基礎を学び正確に情報を伝える必要があります。
JIS Z 8315 には投影法の種類と幾何学的関係が規定され、JIS Z 8316 には正投影法による製図に適用する一般原則が規定されています。
JIS規格で製図の基本的な知識を学び、実践を繰り返すことで製図のテクニックが身につきます。
それでは、今回は、製図の基礎である図形の表し方を紹介します。
図形の表し方

図面の基本となるのが正投影法です。正投影法には第一角法と第三角法がありますが、JISの機械製図では原則として第三角法を使うように規定されています。
投影図

投影図とは対象物をさまざまな方向から見た図を1枚の図面に表したものです。一般的には対象物の主要な部分を最も表した部分を正面図とします。
第一角法

第一角法は正面図を基準として、他の投影図は図のように配置します。
第三角法

第三角法は正面図を基準として、他の投影図は図のように配置します。
矢示法

矢示法は矢印を用いて様々な方向から見た投影図を自由に配置することができます。主投影図以外の各投影図は、その投影方向を示す矢印と識別のために大文字のローマ字で指示します。
図面の線種(一部抜粋)

まとめ
図形の表し方について解説しましたが、まとめると以下のようになります。
- JIS Z 8315 には投影法の種類と幾何学的関係が規定されている
- JIS Z 8316 には正投影法による製図に適用する一般原則が規定されている
- 投影図とは対象物をさまざまな方向から見た図を1枚の図面に表したもの
- JISの機械製図では原則として第三角法を使うように規定されている