こんにちは、複業ブロガーのカズです。(@kazu20170825)
本記事では、秋田県横手市の伝統的なお祭り「令和4年度(2023年)横手の雪まつりの日程」について紹介します。
2022年12月8日時点では3年ぶりに観光客を迎え入れて開催する方向で決定しました。但し、今後の感染拡大状況によっては開催自体が中止になってしまう可能性もありますので注意してください。
横手市観光協会ホームページ 〉〉〉「 横手市観光協会 」
かまくらの歴史
横手のかまくらは約450年の歴史があるといわれています。藩政の頃、武家の住んでいる内町では、旧暦1月14日の夜、四角い雪の壁を作り、その中に門松やしめ縄などを入れ、お神酒や餅を供えてから燃やし、災難を除き子供の無事成長を祈った左義長のかまくらが行われました。
一方、商人の住んでいる外町では、旧暦1月15日の夜、町内の井戸のそばに雪穴を作り、水神様(おしずの神さん)を祀り、良い水に恵まれるようにと祈りました。
当時は、現在のように各家々でかまくらをつくるのではなく、大正の終わりごろまでは各町内ごとに行われていたようです。外町では水神様を祀りましたが内町では鎌倉大明神を祀ったようです。当時の子供達の遊びの中に、積もった雪に穴をあけて、その中に入って遊ぶ雪遊びがありました。
これら3つがいろいろと変遷を経て、今のような水神様を祀るかまくらとなりました。昭和11年、ドイツの建築家ブルーノ・タウトがかまくらを見てメルヘンの世界を絶賛し、彼の著書「日本の再発見」にそのときの感動を伝えています。「すばらしい美しさだ。これほど美しいものを、私はかつて見たこともなければまた予期もしていなかった。これは今度の旅行の冠冕だ。この見事なカマクラ、子供たちのこの雪室は!…」子供たちは甘酒を一杯すすめてくれるのである。こんな時には、大人たちはこの子たちに一銭を与えることになっている。ここにも美しい日本がある。」
昭和29年より2月15日となり、その後、梵天とあわせ「雪まつり」として開催することになりました。昭和10年頃までは雪室のかまくらが作られていましたが天井が落ちる危険があるとのことで、天井にむしろなどを掛け入口にはござなどを下げました。昭和34年にモデルかまくらが作られ、これを契機に現在のようなかまくらが作られるようになりました。昭和37年頃になると、自動車の交通量が多くなり、交通の邪魔にならないようにかまくらの形が縦長になってきました。
引用元:横手市観光協会ホームページ
昭和44年になると交通量がより多くなり、規制を受けた道路はかまくらが作られなくなりました。この頃よりかまくらの数がだんだん少なくなったため、昭和46年頃にはミニかまくら作り運動がおき、多くのミニかまくらが作られました。また、この頃よりかまくら通りを設け、そこにかまくらを作り観光用として対応するようになりました。
令和4年度(2023年)雪まつりの日程
行事 | 項目 | 実施有無 |
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かまくら | ミニかまくら作成(蛇の崎) | ○ |
かまくら制作(市役所前、お城山) | ○ | |
かまくら撮影 | ○ | |
かまくら先取り体験 | - | |
横手城のライトアップ | ○ | |
市民へのミニかまくら作製の呼びかけ | - | |
各学校でのミニかまくら等の作製働きかけ | - | |
かまくら職人によるかまくら作製実施 | - | |
梵天 | 梵天コンクール | ○ |
廻り梵天 | - | |
旭岡山神社梵天奉納祭 | ○ | |
雪の芸術 | 大型雪像の部 | - |
ミニ雪像の部 | - | |
みんなで雪像の部 | - | |
その他 | 横手かまくらほっこり横丁 | - |
四日町街商 | - | |
駐車場シャトルバス | - | |
会場巡回バス | - | |
増田行きバス | - | |
雄物川木戸五郎平兵衛行きバス | - |
2022年12月8日時点での開催内容になります。
かまくら撮影会
日程 | 2023年2月14日 |
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時間 | - |
会場 | 木戸五郎兵衛村 |
「かまくら撮影会」の日程と会場になります。
450年の伝統・かまくら
日程 | 2023年2月15日・2月16日 |
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時間 | - |
会場 | 横手市役所本庁舎前道路公園 横手公園 羽黒町武家屋敷通り 二葉町かまくら通り |
「450年の伝統・かまくら」の日程と会場になります。
ミニかまくら
日程 | 2023年2月15日・2月16日 |
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時間 | - |
会場 | 蛇の崎川原 横手南小学校校庭 |
「ミニかまくら」の日程と会場になります。
2018年横手南小学校校庭・ミニかまくら
梵天コンクール
日程 | 2023年2月16日 |
---|---|
時間 | - |
会場 | 横手市役所本庁舎前おまつり広場 |
「梵天コンクール」の日程と会場になります。
旭岡山神社梵天奉納祭
日程 | 2023年2月17日 |
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時間 | - |
会場 | 横手市役所本庁舎前おまつり広場~ 旭岡山神社 |
「旭岡山神社梵天奉納祭」の日程と会場になります。
令和4年度(2023年)横手の雪まつりの注意点
横手の雪まつりに参加するときの注意点をまとめていきます。
駐車場が少ない
各会場共に駐車場がほとんどありませんので、遠方からこられる方は公共の交通機関を利用された方が良いかと思います。
また、2月は降雪により道路状況はよくありませんので、雪道の運転はくれぐれも注意してください。
防寒対策が必要
2月13日 | 2月14日 | 2月15日 | 2月16日 | 2月17日 | |
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2021年 | 11.7度 | 12.5度 | 8.5度 | 1.8度 | 0.8度 |
2020年 | 10.0度 | 10.9度 | 7.9度 | 8.2度 | 9.2度 |
2019年 | -0.2度 | -0.4度 | 2.1度 | 5.0度 | 3.7度 |
年度によりばらつきはありますが、雪まつり当日は最高気温が5度~10度くらいになることが予想されます。夜は気温が下がりますので防寒対策は必要です。
令和4年度(2023年)雪まつりの日程のまとめ
横手の「雪まつり」は何年も続く伝統のあるお祭りです。令和4年度(2023年)は無事に開催されることを期待します。