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【仕事】なぜなぜ分析の考え方

仕事術
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カズ

こんにちは、複業ブロガーのカズです。(@kazu20170825)

本記事では、「なぜなぜ分析の考え方」について書いていきます。

なぜなぜ分析とはトヨタ自動車にて問題の真因を追究する手法として考案された分析方法です。問題となっている事象に対して「なぜ」を5回繰り返すことで問題(=結果)と原因の因果関係を追究し、再発防止を目的として徹底的に実施されています。

製造現場では当然のように使われている手法であり、私なりの考え方について書いていきたいと思います。

なぜなぜ分析とは

問題となっている事象に対して直接見えている表面的な原因だけではなく、その原因が発生した根本的な理由を突き詰めていくことで、問題を発生させた仕組みの悪さを是正することが目的になります。

なぜなぜ分析を実施するときは、必ず5回繰り返す必要はありませんが、なるべく5回繰り返すことで仕組みの悪さを深堀りすることができます。

なぜなぜ分析を失敗すると

ものづくりの仕組みまで対策が落とせなかった場合、4Mに変更、変化が発生したタイミングで問題が再発する可能性があります。

問題となる事象には必ず発生させた必然的な理由があるので、問題を捉え発生させた原因を繰り返し深堀りすることが重要です。

なぜなぜ分析は事前準備が重要

なぜなぜ分析で一番重要なのは事前準備(事実の把握)です。この事前準備が不十分であると真因には辿り着けず効果のある対策はうてません。聞き込みや推測、決め付けを基にした分析ではなく、問題の発生状況について、現場、現実、現物を自分の目で確認し、客観的なデータや当事者の証言を基に分析することが重要です。

この時に5W1Hや4M+Mなどの視点に基づいて事実を収集することが大切です。

事前準備の3つのポイント

  • 主語を明確にする
  • 時間や場所を特定する
  • 言い訳はかかない

主語とは「作業者」や「管理者」などが考えられますが、対象が誰になるかで対策が変わってくるので、主語を明確にする必要があります。

時間や場所を特定するさいには、状況が共有できるように心がけると良いです。

時間場所状況
最初から全体的に大きかった
除所に一部のみ大きくなった
時々不規則に大きくなる
時間や場所の特定例

事実を把握するさいにはどうしても言い訳をしてしまいます。自分が悪いと思われたくないので分からなくはないですが、根本的な対策を取るためには事実を正確に把握する必要があります。

例えば、部品の寸法が最初から大きかったとして、部品加工者の加工ミスが発生していたとします。加工ミスが発生していたのを誤魔化そうとして、指示が分かりにくかったなどと表現してしまうこともありますが、分かりにくいなら分かりにくいなりに、図面寸法が見えにくかったなどと現状を共有できるような表現が必要です。

事前準備をするさいには、現場、現物、現実を自分の目でみて確認し、主語を明確にして時間と場所を特定することが重要になります。

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